深海2017☆国立科学博物館

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行ってきました深海展!
混雑を避けるため夏休み期間中ぐっとがまんしていた甲斐あって、並ばずにすんなり入場できましたー!
しめしめ!


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入場ゲートは深海深くに潜っていくかのような演出!
ニクいね!

すんなり入れたとおもいきや、中は意外と混んでいる・・・!!


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まずは深海とはどんな世界なのか学びます。
今回もジュニアガイドが大活躍!

ざっくり言って水深200m以上の深さの海が深海です。
太陽の光も届かない闇の世界がひろがるのだ!
水圧で小さ〜〜〜〜〜〜〜〜くなったブタメンとかもあった。


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世界各地の深海の砂!

こんなに色とりどりで興味深いです。
とくに北極海の砂が真っ黒でびっくり!

深海についてなんとなくわかったあとは、深海生物発光シアターです!
ここが平日の昼過ぎとは思えぬほどの超混雑!


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深海でひかりめく発光生物の貴重な映像と、その実物標本を同時に見比べられるというなかなか素晴らしい展示方法なのですが、それぞれ2分ほどの映像とはいえ、全員が順番にそれを見て実物を見て生体についての解説も読むし、深海生物たちが意外とみんな小さくてちゃんと並んで最前列にいないと見えないし・・・てので遅々として進まず。

ちなみに会場内はほぼ撮影OKですが、モニター映像などところどころ撮影禁止もあるので注意!


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デメニギスは勝手にでかいの想像してたため、こんなに小さくて衝撃〜〜!

ほかにも深海生物の貴重な映像が目白押し!
光ったり補食したりで、釘付けです!
ここは混んでいても飛ばさずちゃんと見るに限りますよ〜〜!

悪魔のような顔をしたエソくんもいました。
その昔九州料理屋で珍味としてすすめられ、ひからびたような焼いたエソを食べたことあるのだが、悪魔顔が目に焼き付いて、帰ってから具合が激悪になったことがありましたっけ。。。



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ユメザメさん。
正面からのお顔がかわいいです。

深海生物たちの標本が水深別にずらりと並んだりもしてましたが、どれもこれも色が抜けて白〜〜くなってるもんで、黒でも色があるだけなんとなくほっとします。


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オンデンザメ標本とダイオウイカ模型。

やっぱ深海といえば巨大生物なイメージ!
とくに南極海では巨大化しがちなようで、その謎はまだ解明されていないんだとか。
ダイオウイカよりぽっちゃり系なダイオウホウズキイカなるレアキャラもいるらしく、腕の切れ端とでかいクチバシの実物標本も見れますよ。

4KシアターではNスペ見逃したひともディープオーシャンの映像を楽しめます。
南極の深海がカラフルできれいなのはおどろきだったもんね〜〜。

ほかにも、生命はどこで生まれたのか!深海かはたまた宇宙か!?などなど、どれもこれも興味深すぎのテーマが目白押し!
まだ6章構成の2章めだというのに、じっくり見過ぎで既に2時間以上かかってます。
充実〜〜う!!


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海底の地盤を掘削した標本!

右に行くほど最近の土。
最近といっても1万年前とかに積もったやつですが、20万年とかの昔から地球環境がどう変化したかが堆積物に刻まれております。

そしてやっと第3章にたどりつき、テーマは深海と巨大災害!
潜水調査船「しんかい6500」や科学掘削船「ちきゅう」などの活躍による3.11のメカニズム解明などなど、これまた興味深すぎなのです!!

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有人潜水調査船「しんかい6500」の模型。
3人乗りなのにこんなに小さいの!?と思ったら2分の1サイズでした。


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しんかい6500のコックピット。
これは原寸。
最後の第6章に展示されてましたが、ここでは先にご紹介。


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3.11の生々しい記憶ってなかなか消えないもんですな。
海底では50mも地面が移動して10mも隆起しちゃったんだから、巨大地震・巨大津波になるはずだよね〜〜。
ああおそろしや。。。


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3.11で生じた海底の亀裂の写真。
くわばらくわばら。


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地球深部探査船「ちきゅう」の100分の1の模型。

ちきゅうでの調査は長丁場になるので船内には病院や食堂やレクリエーションルームなどの居住空間もあり。
実際に海底を掘削したドリルビットや掘削パイプの実物もありました。
つなげてつなげて800m以上もの長〜〜いパイプにして地球を掘っちゃうんだから、すごいね!


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そして採取されたプレート境界の地震断層のレプリカ。
ベージュ色のところが粘度質の土で、非常に滑りやすかったらしいことが判明したようです。
ほんものも一緒に展示されてたけど、研究のため使われて部分的に残っているのみ。

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地震の化石、シュードタキライト!!

地震で断層が高速ですべると摩擦熱が発生し、その温度が1000度以上になると岩石が溶けちゃうほどなんだそうな!
それが冷え固まるとシュードタキライトなるものができあがるらしく、それゆえに「地震の化石」と呼ばれてるんだとか。

それにしても、深海の生物や環境だけでなく、さらに深部の地殻にまで踏み込んでこんなに詳しく紹介されているとは、充実し過ぎでここまででもう既に頭は飽和。
このあと第4章の海底資源、5章〜6章〜と続きますが、もう集中力切れであんまり覚えておりませぬーー!!
まるっこくぽこぽこしたマンガンノジュールとかおもしろかったような〜。


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やっと終盤までたどり着き、第6章 深海調査機器コーナーで見た無人海底探査の試験機。

日産のアラウンドビュー技術搭載であっちこっちにカメラが付いてて全方位を観察できるらしい。
無人探査というと火星のキュリオシティくんを思い出すね〜〜。


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そして撮られているライブ映像。
深海魚気分で映り込んでみたけど、けっこう難しかった!
ちなみにしんかい6500のコックピットの展示もこのあたり。

こうしてようやく全制覇した頃にはぐったり5時間ほどが経過!
いやはや充実し過ぎも困りものだね〜〜。

というわけで、マニア向けの内容とのウワサはほんとうだった!
深海とは、地球内部の宇宙であ〜る。

この日は金曜で夜8時まで開館てこともあってか、夕方からの来場者も多くてけっこうずっと混んでましたよ〜。
開催期間も残りわずか。
地球好きなら行かないと!だね!



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おみやげは毎度おなじみクリアファイルと、深海生物のイラストが描かれたマスキングテープ!


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和風なイラストが妖怪チックでいい味出してます。

ダイオウグソクムシせんべいなるものも売っていて、グソクくんの粉末がちゃんと入ってるらしかった。
買わなかったけど!



☆ ☆ ☆


おまけ。
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常設展のアロサウルスくん。

5時間コースですっかり疲労困憊なため、しばしここで疲れを癒してました〜〜。
むこうに見えるのはひまわり1号。
恐竜と人工衛星の競演とはまた洒落乙だよね〜〜。
46億年をしみじみできます。


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巨大マリモ。

もう帰ろうとしたら日本館地下でミニ企画展「マリモの謎」というのをやっておりまして、ついつい見てしまいました〜〜。

科博って楽しすぎるんですもの。
また来よう。


国立科学博物館












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by bicribaco | 2017-09-17 20:55 | イベント・展覧会 | Trackback | Comments(0)
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